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自然の恵みと手仕事が織りなす美しい布
中川原 哲治・惠子夫妻の染織布


上質な日々

  • 更新日: 2017/10/7
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■阪急うめだ本店



1894年、東京八王子の地で創業した家業の染織業を受け継いだ中川原 哲治さん惠子さんご夫妻。
その時代その時代の感性を伝統と織り交ぜた布を創作し続け、今回、阪急うめだ本店では第20回となる記念の展覧会が開催されています。


絹 手紡ぎまわた からみ織布

山梨・山まゆの里での野蚕(やさん)飼育から糸を紡ぎ、染め織りまでの一貫した布の制作。
2017年にはバリ島の工房・美雲庵での養蚕と染色、手紡ぎまわたの繭糸を自在に駆使した“からみ織り”の布が加わりました。
家業120余年、和装を主にした染織の中で技術を磨いた技法、“からみ織り”は夏の着物で言う“絽”、“紗”、“羅”の総称。
中でも、すべての経糸を捩る中川原さんたちが作る布は、“紗”という薄絹です。


絹 手紡ぎまわた からみ織布
75,600円


経糸2本以上を一組として二つに分け、そのひとつの経糸をもうひとつの経糸の右、左に移動させながら開口し、緯糸を織り込んでいく、“からみ織り”。
経糸が交差することにより、それぞれの緯糸の間隔が開き、目の開いた織物になります。
丁寧に紡がれた“まわた”で織られる布は柔らかく、しなやかで、品のある光沢があります。


天蚕 からみ織布
270,000円


山梨の工房の庭でクヌギの畑を作り、その中で放し飼いにして飼育される“天蚕(てんさん)”。
クヌギの葉を食し、葉の裏に緑の繭を作り、その繭から引き出されるのは、古くから“繊維のダイヤモンド”と呼ばれ珍重されてきた美しい黄金の絹糸です。


アタカス蚕 絹まわた からみ織布
129,600円


天蚕飼育のノウハウをバリ島に持ち込み、飼育を始めたのが“アタカス蚕”。
アタカス蚕は日本では“ヨナクニ蚕”の種で成虫は羽根を広げると30cmに及び、世界最大の蛾といわれています。
今年はタイミング良く大きな繭が育ったのだそう。
からみ織りには、その季節の色が入れられ、一枚の中に70~80色もの色が組み合わされています。

天蚕を主にした独特の輝きを持つ糸と家蚕の穏やかな光沢を持つ糸の特徴が活かされた美しい布たち。
自然の恵みと手仕事が織りなす、優しい布を身にまとってみてはいかがでしょうか。

■第20回記念 中川原 哲治・惠子 染織布展
◎2017年10月4日(水)~10日(火)
◎阪急うめだ本店 7階 美術画廊
※最終日は午後4時終了

◆ギャラリートーク
◎2017年10月7日(土)午後2時から(約40分)




※表示価格は消費税を含んだ税込価格です。商品売り切れの節は、ご容赦くださいませ。
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