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―時空の軸― 宮廽 正明の世界


アートを楽しむ毎日

  • 更新日: 2017/8/29
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■阪急うめだ本店
◎2017年8月30日(水)~9月4日(月)
◎阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー
※最終日は午後6時閉場


「協奏曲(集)」
10号


“うら”に込められた心や想い、美を絵画で表現することを志し、絵絹の裏側からも彩色する“裏彩色”の技法を用い、にじみ出る柔らかな色彩で独自の世界を築いてきた日本画家、宮廽 正明(みやさこ まさあき)さん。
2015年にマカオで発表された作品18点を中心に、平安・鎌倉時代の古典的な日本画の技法に学びながら、ひと味異なったアングルを持つ、モダンでユニークな日本画や屏風、素描などを集めた作品展が、阪急うめだギャラリーで8月30日(水)から開催されます。


宮廽 正明

宮廽さんは1951年、島根県松江市生まれ。
1981年、東京藝術大学大学院 美術研究科修士課程 文化財保存学専攻(保存修復)を修了し、2000年に東京藝術大学大学院 美術研究科 教授に就任。
2009年からは東京藝術大学学長特命 社会連携センター長も務めます。
これまで日本芸術院賞など数々の賞を受賞し、日本はもとより世界各国で高い評価を受けています。
今展では一点一点の作品に回帰し、現在の自分に蓄積した感性を加え、新しい軌跡を成立させる試みを行ったと語る宮廽さん。


「協奏曲(輪)」
50号


インドネシア・バリ島で取材した「協奏曲(輪)」。
白い舟が黒い影を伴い、揺らいでいます。
神様のお告げによって生かされているという、バリ島の人々。
28日の暦の中で漁に出られる日は、人々が生きる最低限の日数に限られています。


「天水(朱)」
100号


高知県四万十川で取材した「天水(朱)」は網を投げた漁師さんを魚の視点から見た作品。
時間のズレを絵描きの目線で縫い合わせていくと、時空を超えた真実が伝わってくる、といいます。


「三重奏」
30号


島根県松江市で取材した「三重奏」。
水面からわずかに突き出している水草。表面に静かに浮かんでいる水草。水中に潜っている水草。
過去、現在、未来の三重奏が聞こえてきます。


「鶏鉾の揺(にわとりぼこのゆれ)」
50号


京都で取材した「鶏鉾の揺」。
祇園祭の鶏鉾を切り取ると、絵の中から囃子方の笛の音が流れ、丸くはみ出したお尻が揺れ、腰からぶら下げた紐がはじけた、のだとか。
鶏鉾は人と物が一体となる動く美術館です。


「放下(ほうげ)」
50号
 

京都八坂神社で取材した「放下」。
30年間枝垂れ桜を描きたかったという宮廽さん。
ある時、輪郭線と桜色を手放したら、念願の枝垂れ桜が手に入ったといいます。
大切だと思い込んでいるものを手放すと、本当に大切なものを手にいれることができました。


「素の宇宙(そのうちゅう)」
30号
 

高知県の四万十川で取材した「素の宇宙」。
竹の切り株に水が溜まり、宇宙が舞い降りてきます。
大きな宇宙と小さな宇宙が一体となり、藪の中でひっそりと暮らしている自然に感動!


「冬の供(ふゆのそなえ)」
50号
 

東京藝術大学の庭で取材した「冬の供」。
枯れたかのように見える薔薇の枝に自然が白い化粧を施しています。
残された葉っぱと真っ赤に染まった実が神様へのお供え物です。


クローン文化財「バーミヤン東大仏天上壁画」
3,200×2,700mm
©東京藝術大学


昨年、2016年には、東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻教授として、アフガニスタンにある世界遺産バーミヤン 東大仏天上壁画と法隆寺金堂壁画の復元に成功。伊勢志摩サミットで披露され、テレビ番組などでも大きくとり上げられ、注目を集めました。
今展では100号の大作から小品まで約30点と、時空を超えて現代に復元された話題の“クローン文化財”を含めた作品が一堂に会します。
過去と現在と未来の次元が混在する中で、それぞれが微妙に絡み合い表現される、“時空の軸”を体感してみてはいかがでしょうか。

■―時空の軸― 宮廽 正明の世界 [展示販売・入場無料]
◎2017年8月30日(水)~9月4日(月)
◎阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー
※最終日は午後6時閉場




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