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普段の暮らしに息づく「用の美」
民芸の精神を受け継ぐ河井 久さんの陶器


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  • 更新日: 2013/4/20
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民芸陶器の巨匠・河井寛次郎(かわい かんじろう)を大叔父に持つ、陶芸家・河井 久(かわい ひさし)さん。


「辰砂刻紋扁壷」 箱後日 幅22.6×奥行き12×高さ26cm

河井家は代々、大工が家業。久さんの祖父も父も大工で、昭和12年頃には、現 河井寛次郎記念館の建設にも携わっていました。
「こどもの頃、家の近所にあった窯場に、幼い頃から遊びで出入りするうちに陶芸に興味を持ち、高校生の頃には、夏休みや冬休みには窯場で土揉みやロクロの練習をさせてもらって」とおっしゃる久さん。その後、京都五条坂の大叔父の河井寛次郎、叔父の河井武一の門を叩き、陶磁器制作の修業に入られ、1984年、滋賀県志賀町に「猿子田窯」を開かれました。


「釣窯六角壷」 箱後日

「18歳でこの道に入り、大叔父、寛次郎が亡くなるまでの5年半を、現 河井寛次郎記念館で共に過ごさせてもらい、仕事中、食事時など、いろんなことを目にしたり、耳にしたり…。陶器づくりにはとても為になりましたよ」と久さん。
民芸らしい作品には寛次郎の影響が色濃く反映されていますね。


「黒釉鉄打掛角鉢」 箱後日


「象嵌香炉」 箱後日


「陶額(小)」 紙箱付

「寛次郎には、“食器を作れ、食器を勉強しろ” と何度も言われました。食器に限らず陶器は、使うために作られるもの、使いやすいもの、使いたくなるものを心掛けて精進しています」と久さん。

使い勝手の良い食器や、美しい造形の花器など、普段の暮らしに生きる作品づくり。
阪急うめだ本店 美術画廊での久さんの展覧会は29回目を数え、おなじみの人気作家ですが、寛次郎から直に受け継がれた「用の美」の原点は、今も確かに久さんの陶器に息づいていました。

■第29回 河井 久 作陶展 (展示販売)
◎阪急うめだ本店 7階 美術画廊
◎2013年4月23日(火)まで
※催し最終日は午後6時終了


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