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鎌倉時代の根来塗を忠実に再現
「第16回 木曽 小坂 公一 うるし工芸展」


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  • 更新日: 2013/11/2
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■阪急うめだ本店

古くから漆器の産地である長野県の木曽平沢で、塗り師の家の四代目として生まれた伝統工芸士、小坂 公一(こさか こういち)さん。
木地作りから漆塗り仕上げまでのすべての工程を行う小坂さんが、ひたすら追求し続けているのが、日本の伝統塗装技法である、黒漆による下塗りに朱漆塗りを施す漆器、根来塗(ねごろぬり)です。


輪花盤(根来塗)

鎌倉時代に紀伊国根来寺の僧徒が寺内で使用するために製作した漆の什器が有名になったことで、「根来塗」と呼ばれるようになった朱漆器。
「鎌倉、室町時代の色を忠実に再現しています」とおっしゃる小坂さん。
ぬくもりと深みのある麗しい朱の色合いは、根来塗の正統を受け継いだもの。


五段引出(根来塗)

長い年月使い込まれた漆器は、上塗りの朱が擦れ、下地の黒漆がところどころ浮き上がってきます。
朱漆の中に抽象的な模様が浮かぶ様を、人為的に仕上げた小坂さんの根来塗は、とても趣のある表情に。


根来塗手持型小箱

千両箱を思わせるトランク型の小箱。
重厚な金具が根来塗によく合います。


厨子(彫り・根来塗) 
(※地蔵像は参考出品です)

蓮弁型の厨子。
「朝の合掌、夕べの感謝」がモットーの小坂さんらしい深い精神性を感じさせる作風です。


隅切重箱小皿 六枚セット

自由な発想から生まれたこちらの重箱は、取り皿と組み合わせられた独自の構造体。
蓋と側面には、虹色の光を放つ螺鈿の装飾が施されています。
「この重箱にサンドイッチを入れたい、と言ってくださる若いお客様がいらっしゃいました」と小坂さん。
イマジネーションを刺激するデザインは、さらに使い手の新たな発想へと発展してゆきます。



■第16回 木曽 小坂 公一 うるし工芸展 <展示販売>
◎阪急うめだ本店 7階 美術画廊
◎2013年11月5日(火)まで ※催し最終日は午後6時終了


※表示価格は消費税を含んだ税込価格です。商品売り切れの節は、ご容赦くださいませ。
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