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中国宋時代の青瓷から独自の象牙釉、金釉彩へ
新たな作域を広げる「若尾 経 陶芸展」


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  • 更新日: 2013/11/20
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阪神梅田本店


茶碗 青瓷

1967年、岐阜県多治見市生まれの陶芸家・若尾 経(わかお けい)さん。
美濃を代表する作家として活躍する、岐阜県重要無形文化財保持者の父、若尾 利貞さんのもとで研鑽を積まれた経さんは、中国の宋時代を代表する白磁窯である定窯(ていよう)の焼物を研究。
陶芸の精華を極める青瓷作品に自らの表現を追究されています。

美濃焼の代表格ともいえる志野による創作を展開する利貞氏とは異なり、中国陶磁器の宋瓷に魅せられた経さんの青瓷。
透明感のある紫がかった青から紅へと一碗の中で豊かな色合いをたたえ、雲母のように結晶化した美しい貫入(かんにゅう)が独特の景色を形づくります。


皿 象牙瓷

「象牙瓷(ぞうげじ)」と名付けられた陶磁は黒褐色の胎土に掛けられたしっとりした灰白釉。
飽くなき釉薬研究を続ける経さんが生み出した独自の釉薬です。
乳白色の象牙を思わせる釉薬が醸す柔らかな景色と、金彩と黒褐色の胎土による大胆な意匠のコントラスト。おおらかな造形の中にも心地よい緊張感が漂います。



香炉 金釉彩

還元焼成では青く発色する青瓷も、炭化焼成では黒く発色します。
小鳥のようにも三日月のようにも見える蓋のつまみ。
きりりと引き締まったシャープな面取りに夜のとばりのような深い黒が映えます。

中国宋時代の青瓷から象牙釉、金釉彩へと、新たな作域を広げる経さんの陶磁。
作品がただ一点そこにあるだけで、空間が洗練され、静謐な空気に浄化されるようです。

■若尾 経 陶芸展 <展示販売>
◎阪神梅田本店 9階 美術画廊
◎2013年11月26日(火)まで ※催し最終日は午後5時終了

◆作家在廊予定
◎阪神梅田本店 9階 美術画廊
◎2013年11月23日(土・祝)・24日(日) 各日とも午前11時頃から


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