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織部、長次郎・光悦、高麗、信楽、美濃、塑像・板絵まで
「わびさび 杉本貞光 陶芸展」


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  • 更新日: 2014/4/10
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■阪急うめだ本店


杉本貞光 氏 「わびさび 杉本貞光 陶芸展」入り口にて

三十代に信楽の古い壷との出会いがあり、作陶の世界へ入られた陶芸家、杉本 貞光(すぎもと さだみつ、1935-)氏。
その後、大徳寺の高僧、立花 大亀老師との運命的な邂逅を経、以来、桃山陶の美を追求された杉本氏の展覧会「わびさび 杉本 貞光 陶芸展」が阪急うめだギャラリーで開かれています。


小堀泰巖猊下 筆「寿」の前に立つ杉本氏
左下)杉本貞光「高麗青瓷花入」 径131×高さ291cm

「伊賀、信楽、楽…。技術的には多種多様ですが、わびさびの匂いを陶芸、書画、塑像など、いろんなジャンルで表現しています」とおっしゃる杉本氏。
織部の世界から、長次郎・光悦、高麗、信楽、美濃、塑像・板絵の世界に至るまで幅広いジャンルの制作に挑まれ、高い評価を得られています。


杉本貞光「伊賀花入」 径141×高さ269mm

「伊賀の七度焼き」といわれるように、何度も何度も繰り返し焼かれる伊賀。
ゆがみ、ひずみ、窯割れなど、予測できない様々な現象も造形要素に取り込まれることで、伊賀ならではの景色が生まれます。


杉本貞光「赤花入」 径172×高さ210mm

小さな窯で炭を燃料に一つずつ丁寧に焼き上げる低火度焼成のやきもの、楽焼。
中でも長次郎の作品は利休の思想のもとに生まれたと言われる、わびさびの原点とも言える、「無作為の世界」。
杉本氏の赤楽も純粋で素朴、作為を感じさせない自然体の作行きが魅力です。


杉本貞光「信楽蹲壺」 径174×高さ201mm

古来、やきもの好きが「李朝か信楽か」と讃えた信楽。
荒い土に火色が美しい自然そのものの土味と、窯で焼く時の降灰による灰かぶりが重なりあい、侘びた景色が現出します。


杉本貞光「達磨像」 幅248×奥行き185×高さ348mm

わびさびの思想を元に生まれた禅画。
その作ゆきの特長は、できるだけ説明をのぞき、無駄をはぶいた世界です。
杉本氏の塑像や板絵もまた、その思想を持って制作されています。


作陶する杉本氏

余分なものをすべてそぎ落とした後の、侘しさ、寂しさ。
言葉では表しがたい叡智や悟りの風情が、静かに作品から漂ってくるようです。


※会期中、鼓奏者 望月 太明丞(もちづき ためすけ)先生の鼓演奏も会場で行われます。詳しくは会場にてお問い合わせください。

■わびさび 杉本貞光 陶芸展 <展示・一部販売・入場有料>
◎阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー
◎2014年4月21日(月)まで ※催し最終日は午後6時終了
◎入場料 一般700円 大学・高校生500円 中学生以下無料
※阪急阪神お得意様カード、ペルソナカード、ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス®・カード、阪神エメラルドカードのご呈示で、ご本人様に限り入場無料。
※エメラルドスタシアカードのご呈示で、ご本人様に限り上記入場料から200円割引。

◆杉本 貞光 氏 作品解説
◎阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー
◎2014年4月13日(日) 午後2時より(約30分)
※事前申し込み不要。参加は無料ですが、阪急うめだギャラリー入場券が必要です。


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