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やきものは、サイエンス!
「中村 元風 展 ~生きた線と釉の輝き~」


私の好きなアーティスト

  • 更新日: 2016/9/1
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■阪急うめだ本店


ふくら手 壺 昇
径35×高さ42cm
3,240,000円


三十年余のキャリアでこだわり続けた“釉”と“生きた線”。
日本工芸会正会員である陶芸作家、中村 元風(なかむら がんぷう)さんの個展が阪急うめだ本店 美術画廊で今年も開催されています。


中村 元風さん

1955年、石川県生まれ。金沢大学大学院理学研究科生物学専攻修了。
生物学の研究を行ったあと陶芸の道に進んだ中村 元風さん。
以来、「やきものは、サイエンス」との信念のもと、経験や勘、窯の機嫌といった言葉が支配的な陶芸の世界に、科学的な面から迫ろうと挑み続けています。


ふくら手 扁壺 
飛泉様式 324,000円


ラボ(工房)における膨大な研究・実験の末に、史上不可能とされていた純白の白磁とクリスタルガラスからなる釉を融合させる技法を確立。
また、五彩を進化させた独自技法「ふくら手」「禅九谷」を創り上げ、色絵磁器の新たな世界を開拓しています。


ふくら手 宝石彩壺 瑠璃
流雲形 大
径27×高さ43.5cm 
1,944,000円


陶磁器の本質は「釉」であるとの元風さんの理念が体現された作品「宝石彩壺」。
つややかで、つるりとした瑠璃と紺青の釉が全体を覆い、プラチナで引かれた線と相まって、深淵で神々しい世界が展開されています。


ふくら手 壺 希赤夜明け
瓜丸大禅プラチナ線
1,728,000円


五彩(赤、黄、緑、群青、紫)のうち、歴史的に唯一ガラス質でなく、不透明で平面的な質感であった赤色の実現に成功。
希求し続けていた赤、未来を切り開く赤という意味を込め、「希赤(きせき)」と命名されています。
夜が明け、空が赤く染まるように地球全体が明るさと幸せに包まれることを祈念し制作された「ふくら手 壺 希赤夜明け」。


ふくら手 壺 虹 
地球壺 864,000円


様々な色からなる虹ですが、そのすべては太陽の白色光から分かれたもの。
それ故、虹には共存、融和、多様性という意味があるのだとか。
7色のきらめくような色彩、金、白の計9色が渾然一体となり、明るさがほとばしるような「ふくら手 壺 虹」。 


ふくら手宝石彩
壺 しぶき 756,000円


絵柄の魅力に主眼が置かれてきた色絵磁器ですが、色彩、質感、立体感など各要素が織りなす立体感にこそ色絵磁器の魅力が存在するという理念を具現化したという「ふくら手」。
白磁釉薬や上絵の具をふっくらと厚く盛り上げ、その魅力をさらに際立たせています。


福文四季 角香炉
216,000円


古九谷をもとにしながらも、単なる写しではなく、その本質をとらえ洗練させた作品は、元風さんが掲げる「今九谷」の名にふさわしいもの。


ふくら手 パンダ
横広レリーフマグ
 LL 32,400円
奥)ふくら手 猿
縦長レリーフマグ
 LL 32,400円


筆は立てた状態を維持し、指でも手首でもなく体全体を揺らしながら、全神経を筆に集中し、通常の五倍以上もの時間をかけ、一本一本の線を紡いでゆくという元風さん。
生命が宿り、作品と向き合った痕跡がくっきりと浮かび上がる線の連なり。
終わりなき旅のような壮大さを会場で体感してみてはいかがでしょうか。

■中村 元風 展 ~生きた線と釉の輝き~ <展示販売>
◎8月31日(水)~9月6日(火)
◎阪急うめだ本店 7階 美術画廊
※催し最終日は午後6時終了

◆中村 元風 ギャラリートーク
◎9月4日(日)午後2時~
◎阪急うめだ本店 7階 美術画廊
生きた線と釉の輝き、その原点である古九谷などについて、元風さんが大いに語ります。


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