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『英国フェア2016』
日登美コレクション バーナード・リーチ展
知られざるエピソード50


私の好きなアーティスト

  • 更新日: 2016/10/14
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■阪急うめだ本店


バーナード・リーチ
Bernard Leach(St Ives)Trust Limited


英国現代陶芸の祖と言われる陶芸家、バーナード・リーチ(Bernard Howell Leach、1887-1979)。
日本とも関わりが深い作家の生涯を、共に民藝運動を進めた柳 宗悦や濱田 庄司、孫のジョン・リーチなどのエピソードとそれにまつわる作品約50点で振り返る展覧会が阪急うめだギャラリーで開催されています。

写真は制作中のリーチの横顔。
いつもネクタイを締めて作陶していた真摯な姿が写真に残されています。


バーナード・リーチ
「ガレナ釉筒描獅子文大皿」

42.4×42.4×9.4cm
1925年


英国の代表的な民陶であるスリップウェア。
あるとき親交の深かった陶芸家、富本 憲吉が書店の書架で偶然みつけたロマックスの『異国の英国古陶磁』にスリップウェアの解説があり、二人は奪い合うようにしてその本を読み、夜を徹して語り明かしたといいます。


バーナード・リーチ
「鳥文双耳扁壺」

17.6×17.6×37.5cm
1965年頃


陶磁器の絵や模様は、あくまで自然に基づくべきという信念が、作陶に志を立てた大正初期、リーチと彼の生涯の友、富本 憲吉が討論の末に見出した加飾の鉄則でした。
作品の飛鳥文は繰り返し登場するモチーフです。


バーナード・リーチ
「ガレナ釉葉文壺」

18×18×20cm
1920年代


産業革命以前の世界に豊かな文化があったことに気づいていたリーチ。
「美しい焼物は機械では生産できない。(中略)セント・アイヴス・ポタリーでは、道具を用い、機械は使わない。最初から最後まで、手の仕事であり、またそこに頭脳労働という要素も付け加えられるかもしれない」と1923年、36歳のリーチは記しています。


バーナード・リーチ 
「絵付タイル」 各種
10.2×10.2cm
1920-30年代


リーチが英国で初めて自分の活動に自信を覚えたのはタイル作品。
1929年、42歳の時送った、柳 宗悦宛の手紙には自分が絵付けしたタイルを用いた暖炉を建築業界に販売する計画を立てていることを述べ、「イギリスに戻って初めて人々が必要としており、かつ自分が望む仕事をしていると感じている」と手ごたえを伝えています。


ルーシー・リー
「灰釉碗」

12.4×12.4×9.2cm


1939年ロンドンからリーチに会いに来た陶芸家ルーシー・リー。
はじめてリーチの元を訪ねた際、リーチは彼女の作品を厳しく批評しましたが、後には彼女をとても腕の良い陶芸家と称えました。


バーナード・リーチ
「カップ&ソーサー」
(6客)
14.4×14.4×2.3cm(ソーサー)
10.5×9.8×5.6cm(カップ)


実用性を重視していたリーチは弟子や日本の陶工に指導する際、コーヒーカップの縁については、そこに口をつけたとき、「唇によろこびはあるか」と問いかけました。



リーチと濱田 庄司が英国のセント・アイブスに西洋初の登り窯を築いて90余年。
西洋と東洋の美を深く理解し、その融合を目指した彼の思想や美の哲学は多くの陶芸作家など後世に大きな影響を与えました。
選りすぐりの作品とともに今語られるリーチの知られざる50のエピソード。
英国と日本の架け橋となったリーチの美の世界観に触れてみてください。

■日登美コレクション バーナード・リーチ展 知られざるエピソード50 <入場無料>
◎10月12日(水)~17日(月)
◎阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー
※催し最終日は午後6時閉場


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