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抑えた色調と具象の構成で描き出される「とき」
前田昌彦氏の「いざない―跡」
「ときのあつまり」俊英洋画作家6人展


アートを楽しむ毎日

  • 更新日: 2013/4/7
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東京藝術大学と金沢美術工芸大学。両大学の出身作家6人による初のグループ展。
美術画廊で印象的な作品と出あいました。


前田昌彦「いざない―跡」 キャンバスに油彩・アクリル F6号

1953年、滋賀県生まれの前田昌彦(まえだ まさひこ)先生。1976年、金沢美術工芸大学油画専攻卒業。卒業制作買上げ。1978年、東京藝術大学大学院修士課程修了。大橋賞受賞。国画会会員。金沢美術工芸大学教授を務めます。

平和に見える日常。しかしかすかに見える軍用機が飛び去る後にも、戦争の暗い影が一抹の不安を残します。
「延々と続くであろう個人の生活の中に、歴史的な背景を組み込みたい」と語る前田先生。軍用機の取材に小松基地へ行ったこともあると言います。

下地に油彩とアクリルで描かれた絵画。一見、コラージュのように見える三角の部分も油彩で描かれています。「絵画の平面性を見る人に意識してもらいたいのです」と、前田先生。



25歳で仏政府給費留学生として2年間パリ国立高等美術学校に在籍し、ヨーロッパの大美術館で巨匠たちの作品に圧倒され、心酔したことも。
「ヨーロッパでは絵画の中では歴史画が上位とされてきました。現代の歴史画を描きたいと思っています」。

抑えた色彩と人体を主とした具象の構成で、描き出される「とき」。
画面にあざなわれる個と歴史に、新たな時空間が広がってゆくようです。


■「ときのあつまり」俊英洋画作家6人展
出品作家: 大泉佳広、大島幸夫、大山富夫、児島新太郎、中谷 晃、前田昌彦 (五十音順)
◎阪急うめだ本店 7階 美術画廊
◎2013年4月9日(火)まで
※催し最終日は午後6時まで



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