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アートのある暮らし

暮らしに息づくあたたかな手仕事
「暮らしの美・工芸5人展」


アートを楽しむ毎日

  • 更新日: 2013/9/21
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■阪神梅田本店

民衆の暮らしのなかから生まれた美の世界、民藝。
思想家・柳 宗悦(やなぎ むねよし 1889-1961)氏の提唱した民藝運動に共感しつつ、現代の暮らしを見つめ、独自の創作活動に励む工芸家5人の作品展が阪神梅田本店 美術画廊で開催されています。


河井 一喜 「印花象嵌壷」

陶芸家 河井 一喜(かわい かずき)さんの父は、阪急うめだ本店 美術画廊でもおなじみの陶芸家・河井 久さん。柳宗悦と共に民藝運動を推進した河井寛次郎(かわい かんじろう・1890-1966)氏は久さんの大叔父にあたります。
一喜さんの、細かい印花模様が印象的な象嵌壷。
民藝に根差した暮らしの美は、一喜さんの作風の中にも連綿と受け継がれているのが伺えますね。


平松 源 「オイル仕上げ桜椅子」

人間国宝 黒田 辰秋(くろだ たつあき・1904-1982)氏の門下である、工芸家 小島 雄四郎(こじま ゆうしろう)さんに師事された木工芸作家の平松 源(ひらまつ げん)さん。
上質な桜の無垢材を使った、飾らない美しさの椅子の温か味に惹かれます。
指物、刳り物などの木工と、螺鈿などの漆芸で幅広い創作活動を続けられています。


堀江 茉莉 「型染めバッグ」

人間国宝 芹澤 銈介(せりざわ けいすけ・1895-1984)氏に師事された染色工芸家の堀江 茉莉(ほりえ まり)さん。
芹澤氏が創始した型絵染(かたえぞめ)の技法を受け継ぎ、着物や帯、のれんなどに、オリジナリティ溢れる模様で型染(かたぞめ)を施す堀江さん。
和風でシックな作風は、懐かしさと新しさが融合した粋が感じられます。


森 公男 「白磁条紋六角筥」

河井 寛次郎 氏の門下である、上田 恒次(うえだ こうじ) 氏に師事した森 公男(もり きみお)さん。
寛次郎 氏の孫弟子とは言え、素朴で温か味のある寛次郎 氏とは、また違い、清楚で凛とした森さんの作風。
澄んだ白磁には、気品が漂います。


吉野 和子 帯「ねずみ」 胡桃 手引き真綿

古代染織研究家・竹内 庄造(たけうち しょうぞう) 氏に師事し、草木染めを学んだ染色家であり、織物作家である吉野 和子(よしの かずこ)さん。
手引きによる上質な真綿を日本の伝統色に染め上げた織物には、丹精込めた手作業の技が光ります。

先人たちの伝統の技を受け継ぎながら、暮らしの実用性を備えた工芸品。
柳 宗悦 氏 が日本を「手仕事の国である」と呼んだ工芸の技と美は、今も5人の中に確かに息づいていました。

■暮らしの美・工芸5人展 <展示販売>
◎阪神美術画廊 9階 美術画廊
◎2013年9月24日(火)まで ※催し最終日は午後5時終了


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