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ド・ローラ・節子夫人の美しく豊かな日々の暮らし


アートを楽しむ毎日

  • 更新日: 2016/4/2
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■阪急うめだ本店


スイス グラン・シャレでのド・ローラ・節子夫人

20世紀最後の巨匠と称えられた画家、バルテュスの夫人、節子・クロソフスカ・ド・ローラさん。
20歳でバルテュスと出会い、40年以上にわたるイタリア、フランス、スイスでの生活の中で、祖母や叔母から受け継いだ着物を身につけるなど、日本人の和の心を大切にしてきました。
美しいスイス・ロシニエールの村で、四季折々、丹精をこめて庭の花を育て、家族への贈り物や日用品を手作りし、部屋のしつらえをはじめ、器や料理にもこだわって友人たちをもてなすなど、その高い美意識や愛情に満ちた暮らしは多くの共感と憧れを集めています。

節子夫人の創造性あふれる豊かなライフスタイルを紹介する「ド・ローラ・節子の和のある暮らし展 ~バルテュス夫人、スイス グラン・シャレで活きる日々~」が阪急うめだギャラリーで開催されています。



「日本女性は着物姿が一番美しい」とバルテュスからすすめられ、ほとんど着物で過ごす節子夫人。
叔母様から贈られたという、小さな壺模様の綸子(りんず)の着物に、お母様の綴れ(つづれ)の袋帯を合わせて。
お客様を招いてのお茶の時間に合う、さわやかな装いです。



美しい山を描いた留袖は叔母様から譲られたもの。
おばあさまから譲られた東海道五十三次が織り出された帯と合わせて。
また、鮮やかな色彩の振り袖はパーティ着として、クリスマスなどの華やかな場で着用されています。



3月に生まれたため、桃の節句にちなんで「節子」とおじいさまから命名された節子夫人。
グラン・シャレでは3月に入ると人形のコレクション部屋から内裏雛を取り出してサロンに飾ります。
古い内裏雛はバルテュスと一緒に京都・北野天神の市でみつけたもの。
友人から譲り受けた、しだれ桜の墨絵が美しい茶羽織を、二人目の孫、女の子の明ちゃんのために仕立て直した産着を飾ります。



香りのある花が咲いていない時季にお客様を迎える時には、サロンにお香をたいて香りのおもてなしを。
叔母様から譲りうけた香炉を使うため、京都でお香道具をとりそろえました。
モロッコで求めたインク壺を花瓶に使い、香りを邪魔しない植物を飾ります。
「ヨーロッパや中近東の香りになじんでいたため、奥ゆかしい純粋な和の香りはなつかしく、内なる秘めた美に接する新しい発見でした」。



ゲストや季節に合わせて、和と洋、古いものと新しいもの、手作りのものをとりいれるテーブルコーディネート。



物のない終戦後に幼い頃を過ごしたため、アイディアを加え、使わなくなったものを再生することが喜びという節子夫人。
愛娘への贈り物は買った品ではなく、手で作ったものをという思いが手仕事を始めたきっかけでした。




家族へのクリスマスプレゼントも手作りで。
娘の春美さんが2歳の時から毎年、指人形をひとつずつ増やしています。
顔は張子で着物の端着れなどで体を作るので、一体作るのに半年を要します。
王子様の人形は春美さんのために顔を作り初めて24年以上たって、孫の仙ちゃん2歳の誕生日に完成しました。


オルゴール 画家の猫

娘の春美さんが連れ帰った三毛猫を家族に迎えてから、グラン・シャレに猫の存在が絶えたことはありません。
節子夫人がバルテュスに贈った猫のオルゴール3体のうちのひとつ。
画家の猫はバルテュスです。
猫を愛したバルテュスは自らを猫王と呼び、節子夫人は猫の后、さらにグラン・シャレは猫の宮殿です!



バルテュスの薫陶を受け、画家としても活躍する節子夫人。
娘、春美さん22歳の誕生日祝いのために描いたという作品「グラン・シャレのお茶会」では、愛犬ファンドールを中心にグラン・シャレの動物たちが集まってお茶を楽しむ様子が描かれています。



天気の良い日は、家族との朝食や友人を招いたお茶の時間など、外にテーブルセッティングして楽しみます。
手作りのナプキンケースやパン籠、ジャム瓶のキャップが食卓を彩ります。
B(バルテュス)とS(節子)のイニシャルを入れたエッグキャップは好みのゆであがりが違う卵を見分けるために節子夫人が手作り。
花の香りに包まれ、木々を抜けてくるさわやかな朝風と一緒に語らい過ごせるのは、何よりもぜいたくなひと時です。


アスティエ・ド・ヴィラット(Astier de Villatte) Setsuko Collection
猫のティーポット 70,740円、ティーポット 58,320円、ピッチャー 42,660円、足付ラウンドプラッター 70,740円など


パリのサントノレ通りにある、陶器の人気ブランド「アスティエ・ド・ヴィラット(Astier de Villatte)」。
“バルテュスに美意識を培われた”ヴィラット氏は節子夫人とテーブルウエアの共作もしています。


ド・ローラ・節子夫人
撮影:Ikuo Yamashita


絵画作品をはじめ、愛用の着物や愛情あふれる手作りの品々。
テーブルコーディネートや季節ごとのしつらい。
「生活の中に活きているものが美しい」。
節子夫人の美しく豊かな日々の暮らしが息づく空間にぜひ足を踏み入れてみてください。

■ド・ローラ・節子の和のある暮らし展
~バルテュス夫人、スイス グラン・シャレで活きる日々~
<入場有料>
◎3月30日(水)~4月11日(月)
◎阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー
※催し最終日は午後6時終了
※閉場30分前までにご入場ください
◎入場料:一般700円、高校生500円、中学生以下無料
阪急阪神お得意様カード、ペルソナカード、ペルソナ
STACIAカード、エメラルドSTACIAカードのご呈示で、
ご本人様に限り、入場無料
※障がい者手帳(身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳、被爆者健康手帳)を
ご呈示の方、及びその介添えのための同伴者1名様まで無料。
主催:NHKプラネット近畿、朝日新聞社、阪急うめだ本店
協力:スイス政府観光局、スイス インターナショナル エアラインズ


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