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アートのある暮らし

愛らしい造形、温か味のある染付がたまらない
「稲富啓一郎 作陶展」


私の好きなアーティスト

  • 更新日: 2013/2/8
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「ただ使いやすいだけでなく、使う人が自分なりの使い方を考えることが潤いのある生活につながります」とおっしゃる陶芸家・稲富啓一郎(いなとみ けいいちろう)先生。染付(そめつけ)のかわいらしい、あひる香合が目を引きました。


「あひる香合」(横8×奥行き5.5×高さ9.5cm)

稲富啓一郎先生は1950年佐賀県生まれ。東京芸術大学大学院修了。現在、大阪教育大学教授でもあります。個展開催中の阪急うめだ本店 美術画廊で稲富先生にお話をうかがいました。
「個展をやるたびに真新しいことを毎回何か挑戦したいと思っています。以前は釉裏紅(ゆうりこう)に挑戦してみたり、キューブの造形を作ってみたり…。今回は竹籠を見ていて良いなあと思ったのです。ただ粘土では実際に竹籠のようには編めないので、粘土に置き換えられる形を考えてみたり…。心に残った形や物からインスピレーションを得て自分の作品にしていきます」

手前 「染付盛器」  奥 「椿花入」

「実は関節リューマチになって、もう粘土をこねるのもつらくなったので、一時はやめようかと思いました。が、幸い良い薬に出遭えたので。また大作にも挑戦してみたくなりました」と稲富先生。良くなられて本当に良かったですね。

「椿壷」

堂々たる椿壷はまさしく会心の作。椿やひなげしなど、可憐な花々は稲富先生が、よくとり上げるモチーフです。呉須の発色がきれいですね。


「波文角花入」

造形も文様も、どこか愛らしさや遊び心があふれる作品。たまらなくすてきです。




「今はまだまだやりたいことがあります。作るのが楽しいですから」と笑顔で話してくださった稲富先生。楽しみながら作られた器は、やはり楽しく使うのが正解ですね。

■稲富啓一郎 作陶展
◎2013年2月12日(火)まで
◎阪急うめだ本店 7階 美術画廊
※催し最終日は午後6時終了


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