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静謐さと温もり
光と陰の墨色の風景
「篠原貴之 水墨絵画展」水墨の新境地


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  • 更新日: 2013/2/13
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なんと心なごむ水墨画でしょう。

「ヴェネチア遊覧」 (縦32×44横cm)

墨色のヴェネチア。水面に浮かぶ聖堂。もやがかかったような霞んだ景色の中の小さな舟。夢の中のような情景は、見ているとあふれる水のように心が静かに満たされてゆきます。


「そよ風」 (縦27×横18cm)

淡いピンクのはかなげなコスモス。そよ風の中、健気に咲く花の姿が、ほっとするような温かさを心に咲かせてくれます。


「わらぞうり」 (縦46×横32cm)

素朴ななつかしさを掻き立てられる、わらぞうり。ノスタルジックな風情は、ちょっぴり切なくなってしまうほど。


「山と暮らす(京都・美山)」 (縦36×横47cm)

京都の里山の風景。だれも思いつかないような斬新で大胆な構図。新鮮ですね。


「水面風雨魚不知」 (縦36×横49cm)

水面の風雨も感知せず悠々と泳ぐ魚…といった意味でしょうか。無心な魚の境地が伝わってくるようです。


「献身」 (50号F)

シリアスな人物像です。古代ギリシャ人のような風格。浮き出た腕の血管。穏やかな表情との対比が印象に残ります。水墨画とは思えない、新しい墨の表現を感じます。

水墨絵画の作者は篠原貴之(しのはら たかゆき)さん。1961年、京都生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻家卒業。同大学院彫刻科入学後、1987年にイタリア国立ミラノ美術学院彫刻科へイタリア政府給費留学生として留学。1992年、中国中央美術学院国画科に文部省派遣中国政府国費留学生として留学。その後、水墨画の創作に専念されました。「伝統や古典の中にある現代性に光を当てた作品を創りたい」と言う篠原さん。水墨画という東洋独自の伝統技法を使いながらも西洋と東洋の垣根を取り払った自由な視点で制作されています。

2月13日(水)からの展覧会では、水墨のデモンストレーションが行われます。技法としての水墨画の魅力を間近で見れる絶好の機会です。篠原さんの新境地、ぜひこの目で確かめたいですね。


ヴェネチアで行われたデモンストレーションの様子

■篠原貴之 水墨絵画展
◎阪急うめだ本店 7階 美術画廊
◎2013年2月13日(水)~2月19日(火)
※催し最終日は午後6時終了

◆水墨のデモンストレーション
◎阪急うめだ本店階 7階 美術画廊
◎2013年2月13日(水)、15日(金)、17日(日) いずれも午後3時から(約30分程度)


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