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~自画・自刻・自摺による漆黒の小宇宙~
生田宏司 銅版画(メゾチント)展


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  • 更新日: 2013/2/28
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ふわふわのふくろうに、寄り添う猫。


「結婚」 エッチング 縦28×横48cm

満足気に目を細めるふくろう。猫は安心した様子でふくろうに身をもたせかけています。こちらは銅版画家・生田宏司(いくた こうじ)さんの作品です。
生田さんは1953年、山形県生まれ。多摩美術大学絵画学科日本画専攻卒業。上野泰明、加山又造、堀文子に師事。1986年、国際ミニチュア版画展グランプリ(アメリカ)、1987年、カンピナス国際版画ビエンナーレ展 最優秀メダル賞(ブラジル)、1990年、インタープリント国際版画展 名誉メダル賞(ウクライナ)など、枚挙にいとまなく国際的に活躍している、日本を代表する銅版画家。現在、カリフォルニア州版画家協会員を務めます。


「桜と目白」 縦15×横24cm

生田さんの版画はヨーロッパで17世紀に生まれたメゾチントと呼ばれる技法。メゾチント(mezzotint)は、中間調子の技法という意味。あらかじめ版面にロッカーなど櫛形の刃のついた道具を用いて、無数のささくれを作り、それを削ることで描画する直接技法のひとつとか。フランス語でマニエール・ノワール(maniere noir)=黒の技法とも呼ばれます。
黒の中に浮かび上がる「桜と目白」。仲睦まじい目白のつがい。思わず触れてみたくなるような、ふわふわの羽毛です。


「春を待つ」 縦16.5×横24cm

「ふくろうは僕の化身」という生田さん。「人間の内面表現ができるところがふくろうの魅力」なのだとか。数々のふくろうの作品はライフワークともなっています。メゾチントの柔らかな漆黒の小宇宙は、宇宙へ繋がる入り口のようですね。

■~自画・自刻・自摺による漆黒の小宇宙~
 生田宏司 銅版画(メゾチント)展
◎阪神梅田本店 9階 美術工芸サロン
◎2013年3月5日(火)まで
※催し最終日は午後5時終了
◆作家が3月2日(土)・3日(日)来場予定です。


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