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アートのある暮らし

英国フェア2013
柴田 雅章 クライヴ・ボウエン 二人展
日英のスリップウェアに息づく「用の美」


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  • 更新日: 2013/10/11
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■阪急うめだ本店

阪急うめだ本店では、二期棟オープン1周年記念、「英国フェア2013」が始まりましたね!
阪急うめだギャラリーでは、日英を代表するスリップウェア作家、柴田 雅章(しばた まさあき)さんと、クライヴ・ボウエン(Clive Bowen)さんの二人展が開催されています。

会場で、仲の良いお二人の姿を発見しました!


柴田 雅章さん(左)とクライヴ・ボウエンさん

英国の古陶、スリップウェア(Slipware)。
表面に化粧土を施し、イギリスでは低温度(約1,000℃前後)で焼成される陶器です。
2004年に柴田さんが英国を訪れた際、デボンで作陶をするボウエンさん宅を訪問したことがきっかけで、お二人の交流がスタート。
ボウエンさんも2009年、2011年と丹波の柴田家にご夫婦で滞在し、丹波の土で制作するなど、ご家族ぐるみでの交流も。


柴田 雅章 「灰釉掛分スリップウェア大皿」 420,000円

丹波篠山で灰釉と登り窯による“現代のスリップウェア”を制作される柴田さん。
「今展のために新しいデザインも加えながら、やはり基本は生活雑器として、暮らしの中で使えるものを作っています」。
二十代に柳 宗悦の「民藝美論」や河井 寛次郎の「暮らしの思想」に深い感銘を受け、実用の器づくりに重きを置く堅実な生活派ぶりは柴田さんならでは。


クライヴ・ボウエン「Rectangular Dish(長方形皿)」 79,800円

一方、縁あってバーナード・リーチの次男マイケルと出会い、陶芸の道に進み、すたれかかっていた本国イギリスのスリップウェアの再興に大きな役割を果たしたボウエンさん。

今展では、英国デボンのご自宅のキッチンやダイニングを再現するような、すてきな展示風景が楽しめます。


クライヴ・ボウエン宅キッチンをイメージ
壁面に飾られたボウエンさん作のたくさんのタイル

今展のために制作した、様々な絵柄が美しいタイル(Tile, Decorated(装飾タイル)各5,775円)は何と、「100枚です!」とおっしゃるクライヴさん。

今回、クライヴさん3回目の来日では、これまでで最大規模の二人展。
今展に出品されている柴田さんの作品は「800点くらいあります。このために2年かかりました。クライヴさんの作品も500点ほどありますよ」と柴田さん。


クライヴ・ボウエン宅ダイニングをイメージし、展示されている両作家の作品
「デボンから我が家のテーブルクロスも持ってきました!」とクライヴさん

「器というものは、あくまでも人間と一緒に暮らすもの」と語る柴田さんの言葉通り、お二人の作品は親しみやすく、日々の暮らしになじみます。

かつて「手仕事には労働の喜びがある」と語った、イギリスの“モダンデザインの父”ウイリアム・モリス。
かたや日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品の中に「用の美」を見出した、日本独自の思想である民藝。
日英で発達を遂げた手仕事による用の美は、両作家のスリップウェアの中に今も鮮やかに息づいていました。

■英国フェア2013
 柴田 雅章 クライヴ・ボウエン 二人展 <展示販売・入場無料>
 併催:英国の古陶「スリップウェア展」 <展示・入場無料>
◎阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー
◎2013年10月14日(月・祝)まで ※催し最終日は午後6時閉場

◆作家による作品解説
◎阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー
◎2013年10月12日(土)・13日(日) 各日午後2時から

■【同時開催】「現代イギリス陶芸作家5人展」 <展示販売>
◎阪急うめだ本店 9階 アートステージ
◎2013年10月14日(月・祝)まで ※催し最終日は午後6時閉場


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