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瑞々しくもハイパーな、若き6人の男子が結集したアーティストユニット“薫風”


私の好きなアーティスト

  • 更新日: 2013/11/3
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阪神梅田本店

日本画・洋画・工芸…。
各分野で活躍中の瑞々しくもハイパーな、若き6人の男子が結集した、アーティストユニット“薫風(くんぷう)”。
全国に先駆けた初の展覧会が阪神美術画廊で開催されています!


鈴木 博雄「兎角にこの世は不思議なり」 P3 94,500円

大学院時代は文化財の保存修復に携わったという、日本画家、鈴木 博雄(すずき ひろお)さん。
俵屋宗達ら琳派の表現技法を厳格に用いながら、古典絵画のユーモラスな雰囲気も日本画の伝統として継承する作風は遊び心が満載。

文豪、夏目 漱石の小説『草枕』冒頭の有名なフレーズ「とかくに人の世は住みにくい」からインスパイアされた「兎角にこの世は不思議なり」。
「波に兎」の瑞獣、兎が角をはやし、元気よく波頭を駆ける、めでたい絵柄が生き生きと描かれています。


鈴木 裕太「My lord」 727×727mm 390,600円

アクリル絵の具で理想化した女性像を描く、鈴木 裕太(すずき ゆうた)さん。
鈴木さんいはく、「現代版写実」の言葉通り、写真と見まがうほどの精緻な人物表現と、対照的にプリミティブに描かれる背景とのコントラストのギャップが不思議な空間を創造しています。

モデルの衣装もすべて作家自ら準備し、コーディネートするというこだわりの美少女像は、アニメーションの登場人物を彷彿とさせる近未来的な空気をまとっています。


竹部 徳真「零れ日〔MS03〕」 200×250mm 65,100円

“大自然を生活の一部に”をコンセプトとし、木工作家として制作活動を続ける、竹部 徳真(たけべ とくま)さん。
木の塊から削り出して作られるオブジェは、有機的で自然そのもの。

丹念に薄く挽いた赤松の木で制作したランプは、中の光が透過し、幻想的な美しさをたたえます。
「よくアブラの乗った木が赤い色に発色します」と竹部さん。
柔らかく温かい光を見ていると、気持ちがほっと和みますね。


楯 とおる「心の要素」 318×410mm(6号)  100,800円

「青い砂とアクリル絵の具を混ぜて下地を作り、その上からアクリル絵の具で描いてゆきます」とおっしゃる、楯 とおる(たて とおる)さん。

作品「心の要素」は、「その人の記憶や価値観、見えている世界を彩っているものを表現しています」とのこと。
紡ぎだされる深い青色は、静かに心の中に沁みてゆくようです。


藤井 誠「水底を覗く」 SM 92,400円

「日本の油絵」を追求し制作する、藤井 誠(ふじい まこと)さん。
一見、とても油彩画とは思えない、落ち着きのあるマットな質感の、優しい雰囲気を持つ絵画です。

「能や俳句のように、すべてを説明し切らない断片的な表現から、背景にあるものを見る人と一緒に想像していけたら」とおっしゃる藤井さん。
日本的なおくゆかしさ、間を感じる美意識に魅せられます。


伊藤 誉「cup25 変形(中)」 90×60mm 14,700円

6人の中で最年少、1989年生まれのアーティスト、伊藤 誉(いとう ほまれ)さん。
低い温度から陶化する陶土を使い、油絵の具やアクリル絵の具で彩色される陶器は、釉薬を用いず、ポリエチレンでコーティング。通常の焼物の作り方とは一線を画す技法のため、釉薬では出し得ない色が表現できるのだとか。

テーマは自然、宇宙、その中での人とのつながり。海外でよく目にした情景が、作品のデザインに反映されています。




左から
楯 とおる、竹部 徳真、伊藤 誉、藤井 誠、鈴木 博雄、鈴木 裕太

出身地も年齢も学び舎も違う6人の若き精鋭たち。
質実剛健さに繊細さが加味された日本男児が彩る世界には、瑞々しくも爽やかなアートの風がそよいでいました。

■「~アートの爽やかな風 6人の男子が彩る世界 薫風展~」 <展示販売>
◎阪神梅田本店 9階 美術画廊
◎2013年11月5日(火)まで ※催し最終日は午後5時終了


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