ライフスタイルニュース

アートのある暮らし

橋本 千毅(ちたか) 漆芸展
超絶、驚愕の技が花開く漆


私の好きなアーティスト

  • 更新日: 2016/5/26
  •  
  •   mixiチェック

■阪急うめだ本店


菊花文螺鈿蒔絵三段小箱
幅9.5×奥行き9.5×高さ14cm
1,296,000円


漆工芸技法の蒔絵、螺鈿を中心に作品を制作する漆工芸家、橋本 千毅(はしもと ちたか)さん。
阪急うめだ本店 美術画廊にて記念すべき初個展が開催されています。


菊桜螺鈿箱
1,296,000円


橋本さんは1972年、東京都生まれ。
1995年、筑波大学芸術専門学群を卒業後、2000年から東京文化財研究所にて漆工品の修復に携わりました。
2006年に漆芸家として独立し、2007年、富山県富山市に工房を設立。
同年に、第20回工芸都市高岡2006クラフト展にて審査員特別賞 小泉誠賞を受賞。
2012年、広島KAZARU展 テーマ賞受賞。
2013年、現代茶の湯アワード弐0壱参 オルタナティブ部門で銀賞を受賞。
昨年2015年からは制作活動を追う、ドキュメンタリー映画の撮影が始まり、今最も注目される漆工芸家の一人として人気を集めています。



浮線綾蒔絵虫螺鈿箱
2,592,000円


浮線綾文を背景に、螺鈿で表現された、カブリモドキという虫が配された小さな箱。
実物の標本を取り寄せ、観察しながら貝をモザイク状に貼っていったという橋本さん。
色味の美しいアワビ貝を厳選し、砥石で90μm(ミクロン)の厚さまで研ぎおろし、色別に分類。
甲羅の唐草は金の平文。地模様は梨地に伏せ蝶浮線綾文を金の研ぎ出し蒔絵で規則的に配されています。
素地から蒔絵、螺鈿まで一年以上の年月をかけて制作された作品です。


舎利器
2,160,000円


金属のつまみと縁金具を付けた、32角形の小箱である、「舎利器(しゃりき)」。
5mm角の中に21個のパーツでできた花文をひとつのユニットとし、縦に12個、横に32列配されています。
8000個以上のパーツを用い、それを正確に器体に配置するには膨大な時間と根気が必要ですが、今回の展示作品でも、最も手の込んだ作品のひとつです。


菊唐草螺鈿小重箱
756,000円


蓋部分には螺鈿による菊唐草文。
側面には梨地に花文が配された緻密な「小重箱」。
端正さと優美さ、凛とした佇まいと華麗さを持ち合わせています。


華格子平文箱
2,592,000円


華格子文が規則的に配置された蓋部分は、凹凸(おうとつ)を出さずフラットに表現。
「面一(つらいち)にするのが、こだわりの部分です」という橋本さん。
ひとつひとつのこだわりに、想像を絶するような超絶技法が感じられます。


蓋付き椀(菊)
75,600円


今展では「蓋付き椀」など、実用性を考え制作された、品格を備えながらも使い勝手の良い食器も多く出品されています。



自身が思い描いた美しいものをそのまま具現化する作品作りのため、妥協することなく、日々地道で気の遠くなるような作業に取り組む橋本さん。
てのひらに乗るほどの小さな作品に、研ぎ澄まされ、磨き抜かれた漆の花々が気品をたたえ、咲き誇ります。

■橋本 千毅(ちたか) 漆芸展 <展示販売>
◎5月25日(水)~31日(火)
◎阪急うめだ本店 7階 美術画廊
※催し最終日は午後6時終了

【アートな暮らし 関連記事】
▼楽しき愛しきお誂え 永松 仁美の京都のモダンスタイル


▼アイリーン・フェットマン 来日記念展 このひとときを、永遠に


▼愛と幻想の画家 シャガール版画展 阪神梅田本店】



※Facebookページにジャンプします


※表示価格は消費税を含んだ税込価格です。商品売り切れの節は、ご容赦くださいませ。
※記事に掲載されたイベント情報や商品は、掲載中または掲載後に売り切れ・価格変更・終了する場合がございますのでご了承ください。

  • 最新記事へ
番組一覧ページへ戻る

この番組のアクセスランキング

(2020/10/29更新)