阪神百貨店会社設立 / 高度経済成長期

阪急百貨店

  • 1949年（昭和24年）4月

    1ドル＝360円の固定相場制導入

  • 1949年（昭和24年）5月

    大阪証券取引所に上場

  • 1949年（昭和24年）7月

    阪急百貨店労働組合結成

  • 1949年（昭和24年）11月

    湯川秀樹ノーベル物理学賞受賞

  • 1949年（昭和24年）12月

    京阪神急行電鉄より京阪電気鉄道が分離

  • 1950年（昭和25年）6月

    朝鮮戦争勃発

    1950年（昭和25年）9月

    ジェーン台風、関西来襲

  • 1951年（昭和26年）9月

    新日本放送(現毎日放送)
    阪急ビル西館屋上より放送開始

  • 1952年（昭和27年）6月

    そごう大阪店開店

  • 1953年（昭和28年）10月

    阪急友の会設立

  • 1953年（昭和28年）11月

    「阪急百貨店 東京大井店」
    （現阪急百貨店 大井食品館）
    開店

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  • 1956年（昭和31年）5月

    「数寄屋橋阪急」開店

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  • 1957年（昭和32年）1月

    小林一三逝去

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  • 1957年（昭和32年）6月

    第5期増築完成

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  • 1957年（昭和32年）6月

    ビアガーデンを新館屋上に開設

  • 1959年（昭和34年）4月

    皇太子殿下(現上皇陛下) ご成婚

  • 1959年（昭和34年）11月

    「ビバリーヒルズ阪急」開店

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  • 1960年（昭和35年）4月

    「阪急スカイランド(屋上遊園)」を
    新館屋上に開設

  • 1961年（昭和36年）2月

    「天満橋支店」閉店

  • 1961年（昭和36年）4月

    第6期増築完成

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  • 1961年（昭和36年）9月

    西館屋上の毎日放送（旧新日本放送）は
    吹田市千里丘に移転

  • 1962年（昭和37年）4月

    株式会社阪急百貨店創立15周年

  • 1962年（昭和37年）9月

    東京証券取引所第1部に指定

  • 1962年（昭和37年）12月

    7階・8階催物会場「第1回 北海道展」開催
    （12月4日?9日）

  • 1964年（昭和39年）3月

    国鉄（現JR）大阪環状線全線開通

    1964年（昭和39年）10月

    東海道新幹線 東京-新大阪間開通

    1964年（昭和39年）10月

    東京オリンピック開幕

    1964年（昭和39年）11月

    阪急うめだ本店・阪神梅田本店前に歩行者陸橋完成

    1966年（昭和41年）6月

    ビートルズ来日公演

  • 1967年（昭和42年）10月

    「阪急ブレーブス パ・リーグ
    初優勝 優勝記念阪急大躍進
    セール」開催

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  • 1968年（昭和43年）12月

    ギフトカード販売開始

  • 1968年（昭和43年）12月

    東京府中で３億円現金輸送車強奪事件発生

  • 1970年（昭和45年）2月

    第7期増築完成

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  • 1970年（昭和45年）3月

    「千里阪急」開店

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  • 1970年（昭和45年）3月

    大阪・千里丘で日本万国博覧会（EXPO’70）開幕
    （９月１３日まで）

  • 1970年（昭和45年）9月

    初の「英国フェア’70」を
    7階催物会場で開催

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  • 1972年（昭和47年）11月

    第8期増築完成

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  • 1973年（昭和48年）4月

    京阪神急行電鉄が阪急電鉄と社名変更

  • 1973年（昭和48年）10月

    アラブ石油輸出機構減産、供給制限、
    オイルショック起こる

    1973年（昭和48年）11月

    阪急電車梅田駅移設工事完了

  • 1975年（昭和50年）11月

    「阪急ブレーブス日本シリーズ初優勝
    優勝記念チャンピオン日本一セール」開催

  • 1976年（昭和51年）10月

    「四条河原町阪急」開店

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  • 1977年（昭和52年）7月

    阪急グランドビル竣工

  • 1979年（昭和54年）3月

    ミラノ駐在員事務所開設

阪神百貨店

  • 1949年（昭和24年）4月

    1ドル＝360円の固定相場制導入

    1949年（昭和24年）11月

    湯川秀樹ノーベル物理学賞受賞

    1950年（昭和25年）6月

    朝鮮戦争勃発

    1950年（昭和25年）9月

    ジェーン台風、関西来襲

  • 1951年（昭和26年）11月

    「阪神マート」を「阪神百貨店」と改称

  • 1952年（昭和27年）6月

    そごう大阪店開店

  • 1952年（昭和27年）11月

    1階に
    「阪神甘辛のれん街」開店

  • 1957年（昭和32年）4月

    株式会社阪神百貨店設立

  • 1957年（昭和32年）5月

    阪神百貨店労働組合結成

  • 1957年（昭和32年）6月

    阪神電気鉄道株式会社より百貨店業を譲受

  • 1957年（昭和32年）6月

    梅田阪神ビル第1期増築工事完成

  • 1958年（昭和33年）3月

    「梅田阪神ビル」全館完成

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  • 1958年（昭和33年）6月

    初の屋上ビアガーデン開設

  • 1958年（昭和33年）9月

    地下2階に「阪神軽食堂」開店

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  • 1959年（昭和34年）4月

    皇太子殿下(現上皇陛下) ご成婚

  • 1959年（昭和34年）10月

    「実演おやつセンター」開店

  • 1960年（昭和35年）6月

    友の会組織阪神みどり会設立

  • 1961年（昭和36年）1月

    「梅田阪神ビル」が「大阪神ビル」に改称

  • 1961年（昭和36年）12月

    野田配送センター完成・稼働

  • 1962年（昭和37年）10月

    「阪神タイガース
    優勝記念セール」開催

  • 1963年（昭和38年）6月

    大阪神ビル竣工

  • 1964年（昭和39年）3月

    国鉄（現JR）大阪環状線全線開通

  • 1964年（昭和39年）4月

    1階にラジオ大阪 阪神サテライトスタジオ開設

  • 1964年（昭和39年）10月

    「阪神タイガース優勝カーニバル」開催

  • 1964年（昭和39年）10月

    東海道新幹線 東京-新大阪間開通

    1964年（昭和39年）10月

    東京オリンピック開幕

    1964年（昭和39年）11月

    阪急うめだ本店・阪神梅田本店前に歩行者陸橋完成

    1966年（昭和41年）6月

    ビートルズ来日公演

  • 1967年（昭和42年）10月

    大阪証券取引所第2部に上場

  • 1968年（昭和43年）7月

    大淀納品センター完成・稼働

  • 1968年（昭和43年）12月

    東京府中で３億円現金輸送車強奪事件発生

  • 1969年（昭和44年）2月

    大阪証券取引所第1部指定替え

  • 1970年（昭和45年）3月

    大阪・千里丘で日本万国博覧会（EXPO’70）開幕
    （９月１３日まで）

  • 1971年（昭和46年）11月

    伊勢丹と提携、歳暮期間の相互無料配達開始

  • 1972年（昭和47年）12月

    マクドナルドが地下1階のスナックパークの
    前身であるおやつパークに開店

  • 1972年（昭和47年）12月

    7階に催場新設

  • 1973年（昭和48年）10月

    株式会社阪神みどり会設立

  • 1973年（昭和48年）10月

    2階に店内連絡通路およびエスカレーター開設

  • 1973年（昭和48年）10月

    アラブ石油輸出機構減産、供給制限、
    オイルショック起こる

    1973年（昭和48年）11月

    阪急電車梅田駅移設工事完了

  • 1974年（昭和49年）11月

    「大阪神ビル」
    全館百貨店化完成

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  • 1977年（昭和52年）7月

    阪急グランドビル竣工

  • 1977年（昭和52年）7月

    CI（コーポレートアイデンティティ）を制定

  • 1978年（昭和53年）10月

    ストアリフレッシュオープン

  • 1978年（昭和53年）10月

    新デザインの
    包装紙使用開始

  • 1978年（昭和53年）10月

    「阪神エメラルドカード」発行

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1953年（昭和28年）11月

「阪急百貨店 東京大井店」
（現阪急百貨店 大井食品館）開店

1953年（昭和28年）、鐘淵紡績（現クラシエ）が所有する国電大井町駅前ビルを使用してはどうかとの依頼があり、阪急百貨店が出店することになった。11月23日、“買いよい店よい品を安く売る店 日用雑貨、特に食料品に定評をもった店”として「阪急百貨店 東京大井店」が開店した。国電大井町駅周辺の地元小売業者にも広く支持され、地域ぐるみの発展につながった。戦後における関西百貨店の東京進出第1号店で建築面積2,015㎡、地下1階、地上5階建て、延床面積7,502㎡のうち、1階と2階が売場で、その面積は合わせて5,105㎡であった。

1956年（昭和31年）5月

「数寄屋橋阪急」開店

1956年（昭和31年）5月29日、“阪急ファミリアコドモショップを中心に、おなじみの神戸肉と阪急パンの売場を併設した店”として、「数寄屋橋阪急」が数寄屋橋マツダビル１階に開店し、念願だった東京都心進出が実現した。この日オープンしたのは１階売場だけで面積は825㎡だった。続いて6月に地階売場660㎡がオープン。売場総面積1,485㎡という小規模の百貨店だった。開店にあたっては、話題づくりも兼ねたショーウインドーのこども動物園がニュースとなり、やや遅れてオープンした地階食料品売場も開店早々から盛況であった。

1957年（昭和32年）1月

小林一三逝去

1957年（昭和32年）1月25日午後11時45分、小林一三は急性心臓性喘息のため急逝した。享年85歳。翌日に開かれる茶会のため、自ら道具を選んだ後のことであった。1月31日、宝塚大劇場で宝塚音楽学校葬として執り行われた葬儀では、内閣総理大臣石橋湛山から「翁は常に卓抜な独創力で前人未到の境地を開拓された・・・」との弔辞が届き、平井郵政大臣が代読。同年3月8日の東京宝塚劇場における追悼式とともに、葬儀は故人の生前からの念願によって音楽葬として営まれた。

1957年（昭和32年）6月

第5期増築完成

独立10周年の記念事業として着工。この増築工事により、「阪急百貨店」は売場面積において43,048㎡となり、日本一の広さとなった。屋上には、日本初の民間ラジオ局として開設された新日本放送(現毎日放送)の鉄塔がそびえていた。第5期増築工事の計画は、戦時経済への突入、その影響による鉄鋼統制令や百貨店法による規制などのため、無期延期となっていた。戦争が終わり、百貨店法の廃止により店舗の新設や増築が自由となったが戦後の混乱は続いており、また、株式会社阪急百貨店として独立して日が浅かったこともあって、増築が具体化したのは1955年（昭和30年）のことだった。1957年（昭和32年）4月から段階的に売場が開店し、6月に全館完成となった。この報告を小林一三の墓前にささげるとともに、第5期新館竣工修祓式を挙行。各界の名士や関係先を招待し、竣工披露カクテルパーティーを盛大に行った。

1959年（昭和34年）11月

「ビバリーヒルズ阪急」開店

昭和31年版経済白書は、「もはや戦後ではない...今後の成長は近代化によって支えられる」と述べた。この頃の日本経済は、戦前のレベルを抜き、新しい時代に入ろうとしていた。阪急百貨店では、輸出を伸ばす方針から海外進出の計画をあたためており、ロサンゼルス進出の方針を決定した。ロサンゼルスに進出を決めた理由は、アメリカではニューヨークに次ぐ大都市で日本人が多いこと、同地に関係会社の東宝劇場があることなどだった。最終的に立地を決定したロサンゼルス郊外のビバリーヒルズは、映画製作で有名なハリウッドに近く、アメリカの最高級住宅地として知られている。そのため、店の性格をアート・アンド・クラフトストアとし、美術品、民芸品、陶器、家具、着物などを取り扱うこととした。1959年（昭和34年）11月、現地法人を設立、同月27日に「ビバリーヒルズ阪急」が営業を開始した。これは髙島屋に次ぐ海外進出第2号であった。

1961年（昭和36年）4月

第6期増築完成

第6期増築工事は、1階・2階・3階が1959年（昭和34年）3月に竣工。1961年（昭和36年）3月に4階を増設し、4月25日に5階・6階が竣工。第6期館は全館完成となった。全館完成直前の4月23日には、西館(第5期館)のエスカレーターが2階から7階まで開通した。第6期増築により総床面積は74,597㎡となった。

1967年（昭和42年）10月

「阪急ブレーブス パ・リーグ初優勝
優勝記念阪急大躍進セール」開催

阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)の結成は、1935年（昭和10年）10月、当時欧米視察中であった小林一三からの一通の電報で始まった。1967年（昭和42年）10月1日、阪急ブレーブスはパシフィック・リーグで念願の初優勝を遂げた。優勝の瞬間、阪急百貨店うめだ本店および各支店で一斉に、阪急ブレーブスの優勝を店内放送で知らせると、顧客の間からは拍手が沸き起こり、店内はブレーブス優勝祝賀一色となった。10月3日から15日までの2週間にわたり、本・支店で「全店阪急ブレーブス優勝記念・阪急大躍進セール」を開催した。

1970年（昭和45年）2月

第7期増築完成

阪急電鉄梅田駅が、当時の国鉄北側に移転し、旧神戸線部分に新館が完成した。1970年(昭和45年)2月3日、地階および2階以上をオープンした。同年3月14日には新館1階が開店。増築に伴い、総床面積は82,030㎡となった。これ以後、第3期・第5期・第6期館を総合して西館と呼び、第7期館を当分の間新館と呼ぶこととなった。第7期増築開店を記念して、「全店増築記念・フレッシュオープニングフェア」を開催し、各階で華やかな催物を行った。

1970年（昭和45年）3月

「千里阪急」開店

万国博覧会（EXPO’70）開幕直前の1970年（昭和45年）3月11日、「千里阪急」は“郊外生活者が日常的に必要とする商品から、郊外生活者の生活様式に広く溶け込む高度なファッション商品までを扱う郊外型ファッション百貨店”として、大阪府千里ニュータウンの中央地区センターで当時日本最大級のショッピングセンターであったサンタウンにオープンした。建物は延床面積12,833㎡、地下1階、地上3階、一部4階建て。外壁には白いプレスキャストコンクリートを組み合わせ、三角形を基調にした斬新なデザインを採用。バックのグリーンと白い三角形が鮮やかなコントラストを描き、近代都市千里ニュータウンのシンボルにふさわしい姿を現わした。

1970年（昭和45年）9月

初の「英国フェア’70」を7階催物会場で開催

1970年（昭和45年）9月29日から13日間にわたって、7階催物会場で「英国フェア'70」(英国政府主催)を開催した。これは「英国伝統文化と王室宝飾展」と題して英国文化を紹介するとともに、同国の商品を販売する「英国大商品展」を併設したものである。9月29日の開場式ではサー・ジョン・ピルチャー駐日大使や来賓のあいさつの後に宝塚歌劇団生徒による花束贈呈や英国総領事夫人の手によるテープカットが行われた。この「英国フェア」は、これ以降、阪急うめだ本店の恒例催事となり、1992年（平成4年）の第25回開催時には、皇太子殿下(現天皇陛下)のご臨席に浴した。

1972年（昭和47年）11月

第8期増築完成

1972年（昭和47年）11月19日、新館東側の「阪急」のシンボルゾーン、大理石の柱が並ぶ全長130ｍの1階コンコースに面した19コマのシースルーウインドーが完成した。キャッチフレーズの「広がる夢のロマネスク阪急」にふさわしく、モダンさとクラシックさがほどよく調和した、2階まで吹き抜けのブロンズ額の大ウインドー。その中央正面入り口の上にはブロンズ仕上げの大時計が掲げられた。このウインドーを擁する新館の開店は、大きな話題となり、オープン初日には、約40万人ものお客様が来店された。

1976年（昭和51年）10月

「四条河原町阪急」開店

1976年（昭和51年）10月15日に“伝統に培われた京の雅びを大切にしながら、おしゃれに敏感な京都の女性の皆様が心をときめかせるユニークな百貨店”を目指し、「四条河原町阪急」は、古都・京都の中心の目抜き通りにオープン。校倉風の美しい外観、店内は「ファッションスクエア」の名のもとに、フレッシュでエレガントな売場が登場。数寄屋橋阪急に続き、地階食料品売場以外の女子社員が私服を着用することになった。

1958年（昭和33年）3月

「梅田阪神ビル」全館完成

1958年(昭和33年)3月13日、梅田阪神ビルディング第2期増築工事竣工。全館百貨店の営業開始。売場面積25,184㎡に増加。13・14日の両日「全館完成」の新装開店を披露した。この披露に際しては、店内はもちろん、阪神電車の車内ならびに各駅構内にポスターを掲示したが、小磯良平画伯の筆に成る婦人のほほえみはひときわ目を引いた。

1958年（昭和33年）9月

地下2階に「阪神軽食堂」開店

1958年(昭和33年)9月25日に地下2階軽食堂を開店。これは当時の常務が渡米中、ペンシルベニア鉄道ニューヨーク・ターミナルのコーヒーショップから着想を得たものである。そこでは馬蹄形のカウンターに1名が入り、コーヒーをいれることから、会計、皿洗いまですべての作業を行っていたため、その合理的な方法を取り入れ、厨房と客席を対面に配するおでん屋方式を採用した。1品100円以下という安価と手軽さが受けて好評を博し、お客様の回転もよかった。

1974年（昭和49年）11月

「大阪神ビル」全館百貨店化完成

1961年（昭和36年）1月18日、梅田阪神ビルは、第2期増築までの既設旧館と、第3期増築部分の新館とを合わせて、新しく大阪神ビルと改称。さらに同年8月、新館の地下2階から地上7階までを百貨店売場とするため、従来の売場面積（25,171㎡）に加え、新たに15,587㎡の増加許可を申請した。1971年（昭和46年)1月「U1(ユーワン)計画」を発足し、懸案である大阪神ビル全館百貨店化の早期実現をはかる。そして1974年（昭和49年）11月21日に完成し、売場面積は42,667㎡に拡張された。