INTERVIEW WITH STAFF #14

食の力で関西を盛り上げる
百貨店の枠を超えた挑戦

エイチ・ツー・オー
リテイリング株式会社
経営企画グループ
関西おいしい総研

2017年入社 T.K.

大阪府豊中市出身。入社後、フードの販売からイベント企画・運営までを経験。6年目より阪急阪神百貨店の持株会社、エイチ・ツー・オー リテイリングに出向。「おいしいを通して関西を元気にする」という理念のもと、様々なパートナー企業と連携しながら地域の新たな事業開発を行う。

※組織に関する記載は、2025年12月現在の情報です。

My
core
values

01 / My core values

阪急阪神百貨店に入社を決めた理由

バイタリティを活かせる、
自分のカラーに合う環境。

学生時代は剣道一色で、社会のことも仕事のこともほとんど分からないまま就活を迎えました。まずは両親や先生、先輩に相談したところ、「性格的に阪急阪神百貨店っぽい」と言われることが多く、意識するようになりました。

大学の合同企業説明会では、業界を決めず幅広く話を聞き、その中に阪急阪神百貨店も含まれていました。先輩が働いていたご縁や、説明会で出会った社員の雰囲気に惹かれ、興味が大きくなっていきました。

決め手となったのは、採用メッセージにあった"バイタリティ"という言葉。新しいことに挑むのが好きな自分の性格とぴったり重なり、「ここなら持ち味を活かせる」と感じました。同じ場にいた学生の雰囲気もよく、自然と気持ちが向かったのを覚えています。

My
work I do

02 / The Work I do

現在の仕事内容

地域を深掘りし、食を軸に
新しい価値を生む。

現在はエイチ・ツー・オー リテイリングの経営企画グループで、食を通じて関西を元気にするプロジェクト「関西おいしい総研」を担当しています。自治体やDMO(観光地域づくり法人)、地元企業など、多様な方々と協働しながら、新たな事業や体験の創出に取り組んでいます。

仕事は、まずエリアの課題や魅力を丁寧に調べるところから始まります。現地を歩き、一次情報を集め、地域ならではの強みを深掘りする。そのうえで「この魅力とグループの得意分野を掛け合わせると、何が生まれるだろう?」と仮説を立て、想いを共にできる協働先を探していきます。

たとえば泉州エリアでは、関西国際空港を訪れる人が地域に立ち寄らないという課題に対し、地元の方々とともに新たな体験づくりに挑戦しました。高槻市では、子どもの学びや食育をテーマに、自治体や教育関係者と連携した職業体験企画も行いました。こうした「食」を起点に事業の可能性を広げることが、今の自分の使命だと感じています。

03 / My daily schedule

1日のスケジュールについて

出社

タスク・
メール確認

資料作成

社内
ミーティング

ランチ

打ち合わせ

連携企業・団体とのミーティング。地域の課題や方向性をすり合わせ、次のアクションを具体化していきます。新しい連携先との顔合わせをすることも。

フィールド
ワーク

現地に赴き、商店街や生産者、地域団体を訪問。実際に歩くからこそ分かる温度感や、机上では気づけないヒントを得る大切な時間です。

退社

その日の整理をして退社。夜は社外の勉強会や交流会に参加する日もあり、他業種の方との出会いがプロジェクトの着想につながることもあります。

The job
that launched
my career

04 / The job that launched my career

私が“花形”になった仕事

よそ者から仲間へ。
その言葉がくれた手応え。

泉州エリアで取り組んだ地域活性化プロジェクトは、いまでも強く心に残っている仕事です。関西国際空港の利用者は多いのに、空港のある地元では消費が生まれにくい。そのギャップが大きな課題でした。

そこで地域DMOや自治体、地元企業、社内の各部署とタッグを組み、泉州ならではの魅力を体験してもらう仕組みづくりに挑戦しました。構想づくりから企画立案、社内稟議、現場での実行まで、壁は決して小さくありませんでしたが、そのたびに地域の方々や社内外の仲間に支えられ、一歩ずつ前へ進むことができました。

忘れられないのは、地域の方からいただいた「また一緒にやろう」というひと言。よそ者として入っていった自分たちが、地域の一員として認めてもらえたと実感した瞬間でした。地域と向き合い続ける中で生まれた信頼関係が、何よりの成果だったと感じています。

自分たちの取り組みが、地域の未来をともに考える関係へつながった。その確かな手応えが、次の挑戦へ向かう力になっています。

05 / My future challenge

これからチャレンジしたいこと

食文化本来の価値を、
リアルな体験をとおして届ける。

これから目指したいのは、新しい企画を増やすことだけではありません。その土地に受け継がれてきた食文化や暮らしの価値をもう一度見つめ直し、それを体験として届けることに力を注ぎたいと考えています。
関西には、だし文化をはじめとする日本の食を代表する多様な営みがあります。しかし地域の方にとっては日常すぎて、その背景や意味が語られないままになっていることも少なくありません。その「当たり前」こそ、外から訪れる人には大きな魅力になります。それをモノ・情報・体験など、さまざまな形で届けることが、これから我々が果たすべき役割の一つだと考えています。

大切にしたいのは、地域のみなさんに無理をお願いしないこと。いつもの仕事や暮らしに少しだけお客様が入り込み、会話や空気感を通して文化にふれられるような仕組みをつくっていきたいです。食や観光を通じて地域の魅力を伝えながら、グループが50年先も「なくてはならない存在」であり続けるために。関西に拠点を置き、日本の魅力を守り育む使命を持つ企業の一員として、できることを一つずつ形にしていきたいです。

My future challenge

就活生にメッセージを!I have a message for you

百貨店の仕事は売場だけではなく、グループ全体の戦略づくりや、地域の魅力を生み出すフィールドへも広がっています。

エイチ・ツー・オー リテイリングは今まさに変革の真っただ中。自ら動き、周囲を巻き込みながら挑戦したい方にとって、大きなチャンスがあります。「地域や日本を元気にしたい」という想いを持つ方と、一緒に未来をつくっていけたらうれしいです。

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